雨の日の午後

先日、あいにくの大雨に見舞われた休日。
当初の予定を変更し、小学生の修学旅行以来となる長崎原爆資料館を訪れました。

写真提供:(一社)長崎県観光連盟

ずぶ濡れになりながらたどり着いた資料館は、昔の記憶とはまた異なる、新鮮な景色を見せてくれました。
修学旅行シーズンということもあり、館内には多くの学生さんの姿が。
かつての自分を重ね合わせながら足を進めると、ドーム型のスロープが現れ、壁面には2000年、1990年、19…と西暦が刻まれていました。
まるでタイムスリップしていくかのような演出に、子どもの頃には気づかなかった奥深さを感じ、
大人になってからの再訪だからこそ得られる視点にハッとさせられました。

館内に展示された数々の資料や映像は、戦争の悲惨さを静かに、しかし力強く物語っていました。
平和な今が、どれほど多くの尊い命と、先人たちの並々ならぬ努力の上に成り立っているのかを改めて痛感します。

長崎を訪れる際は、ぜひ長崎原爆資料館に足を運んでみてください。
きっと、新たな気づきと感動があなたを待っているはずです。

原爆資料館を後にし、午後の時間もまだまだたっぷりあったので、次に訪れたのは長崎県美術館です。

写真提供:(一社)長崎県観光連盟

現在開催されていたのは、なんと「金曜ロードショーとジブリ展」。
幼少期の思い出が蘇るような企画展に胸が高鳴りました。
ジブリ作品に関する展示はもちろんのこと、金曜ロードショーの歴史や、
劇場公開された当時の時代背景が織り交ぜられた展示は、非常に興味深いものでした。
私が生まれる前の出来事や、幼い頃に流行したCD、おもちゃ、ゲーム機など、懐かしい品々に囲まれ、
童心に帰ったような気分に。
改めてジブリ作品を見返してみようという気持ちになりました。

また、常設展も大変素晴らしかったです。
長崎県美術館独自のコレクションは、「長崎ゆかりの美術」、「須磨コレクションを起点とするスペイン美術」、
そして「美術館にふさわしい優れた美術作品」という明確な方向性を持っており、
ここでしか味わえない貴重な体験ができます。

企画展と合わせて、ぜひ常設展もご覧になることを強くお勧めいたします。

○原爆資料館
所在地:
〒730-0811 広島県広島市中区中島町1-2

開館時間:
3月〜7月・9月〜11月:8:30〜18:00
8月:8:30〜19:00(8月5日・6日は20:00まで)
12月〜2月:8:30〜17:00
※入館は閉館の30分前まで

休館日:
12月30日・31日

入館料:
一般(高校生以上):200円
小中学生:100円

公式サイト:https://hpmmuseum.jp

○長崎県美術館
所在地:
〒850-0862 長崎県長崎市出島町2-1

開館時間:
10:00〜20:00

休館日:
毎月第2・第4月曜日(祝日の場合は翌日休館)
年末年始(12月29日〜1月1日)

入館料:
入館は無料です。
ただし、企画展、コレクション展、その他有料展覧会の観覧には別途料金が必要です。

常設展 観覧料:
一般         420円
大学生       310円
小・中・高校生    210円
シニア(70歳以上) 310円

公式サイト:https://www.nagasaki-museum.jp

○金曜ロードショーとジブリ展【長崎展】
開催期間:2025年4月24日(木)~7月6日(日)
チケット料金:
・一般:1,900円
・中高生:1,500円
・小学生:1,200円
・未就学児:無料