長崎観光の前にぜひ読んで!知識深まる1冊

こんにちは!綺麗に咲いた桜が散り始めましたね。
これからますます暖かくなり、観光で長崎にお越しになる方も増えるのではないでしょうか。

今回は、ホテルエイチツー長崎の「長崎文庫」から、最近本棚に加わった本をご紹介します。
それは、長崎在住のライター下妻みどりさんが執筆された「すごい長崎 日本を創った「辺境」の秘密」。
「長崎観光をする前にぜひ読んでみてください~!」と、観光目的のお客様へ大きな声でお伝えしたい一冊です。

余談ですが、長崎文庫へ追加した際にパラっとめくり、面白さに惹かれて個人的に購入しました。^^

表紙も長崎らしさ満載です。

長崎の成り立ち、開港、禁教、鎖国、開国、戦争
この本では、世界の大きな動きとともにあった、西の果て長崎の歴史を知ることができます。


たとえば、長崎の代表的な観光地の一つである出島
江戸時代、鎖国下の日本で唯一海外との繋がりを持っていた人工の島として知られています。
しかし、その始まりは貿易のためではないということをご存知でしょうか。

1571年ポルトガル船入港により開港した長崎は、ポルトガルとの貿易拠点として栄えていました。
しかしポルトガルとの貿易にはキリスト教の布教もセットで、
「神の前の平等」つまり神はすべての人々に平等な価値と尊厳を与えたというキリスト教の考えは
幕府にとってその権威を揺るがしかねない警戒すべきものでした。
出島は、当時市内に暮らしていたポルトガル人によるキリスト教の布教を禁じるため、彼らを収容する場所として1636年に造られたものなのです。

そのわずか1年後、島原・天草一揆が起こり、幕府はポルトガル人への警戒をさらに強め、出島に収容していた彼らを追放。
出島は、わずか3年で無人島となってしまいました。

その後、無人となった出島に1641年、平戸からオランダ商館が移転。
オランダはポルトガルと異なり、幕府の恐れるキリスト教の布教を貿易に持ち込まない国でした。
そこから出島では新たな国際交流が始まります。
ペリー率いる黒船が来航するまで、およそ200年もの間、出島・長崎は、西欧へ唯一開かれた地となったのです。

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この本を読むと、毎日通っている道や見慣れた景色が違ったものに見えてきます。
何気なく目にしていたもの、なんとなくわかった気になっていた場所が、世界や日本の歴史と大きく関係していることに改めて気づかされました。

みなさんもぜひ、長崎観光の前に「すごい長崎 日本を創った「辺境」の秘密」を読み、長崎の奥深い歴史に触れてみてください。
きっと、長崎旅行がより一層記憶に残るものになるはずです。

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